私達は普段から文章を書く習慣は持っていません。
文章を書くといえば友達にLineやメールするくらいのものです。
ですので、いざコンテンツを書いてください!
といわれても正直戸惑ってしまうのが本音だと思います。
コンテンツライティングやコピーライティングも筋肉と同じような仕組みで、書けば書くほど楽にかけるようになっていきます。
初めからスラスラ書ける人もいませんし、書きまくっているのに全然書けない人もいません。
書いたら書いた分だけ、それなりにできるようになる作業です。
とはいえ、どうしても初めは書くのがタイヘンです。
クライアントさんや生徒さんで一番多い質問も、
* 何を書いて良いか分からない
* どうやって書いたら良いか分からない
がダントツのツートップ。
料理にレシピがあるように、コンテンツライティングにもレシピがあります。
コンテンツを書くことで既に結果を出している人達が使っている、「文章のレシピ」。
その文章のレシピを、「フレームワーク」(枠、構造)といいます。
学校で習った起・承・転・結のように、頭の中に文章の構造をいくつか持つ事で、コンテンツライティングが簡単になります。
そして、既に結果が実証済みのフレームワークを使う事で同じ内容(ネタ)を使った文章でも結果が出るようになります。## 1.クリックされるタイトルの法則
タイトル、重要です。
コンテンツサイトの中で最も重要な要素の一つです。
理由は2つ。
* 検索結果に表示される、唯一のアピールポイント(クリック率に影響する)
* SEO(検索エンジン最適化)で最も重要度が高い要素(検索結果に影響する)
結論から言えば、
2. なおかつ興味深いキャッチコピーにする
2. タイトルにお客さんが検索するキーワードを入れる
ということ。
## 2.反応率を上げる小見出しの法則
小見出しは2つの機能を持っています。
* 斜め読みでもコンテンツの概要が理解できるようにする
* 目休めとして置き、長文のパラブラフが続いても読みやすくする
* アテンションデバイス(注意を引く要素)として、リーダーシップを上げる(最後まで読ませる)
GoogleやYahooなどの検索エンジンからあなたのサイトに訪れた人は、残念ながら上から順番に1文字ずつ読み進めてはくれることはありません
。
ザーーーっと一番下までスクロールしたり、スクロールしながら自分に必要な情報があるのかどうか「だけ」を探します。
これを「スキミング」といいます。
検索エンジンを利用する人の、一般的な情報の探し方です。
コンテンツはスキミングする訪問者に対して、ちゃんと検索したキーワードに対しての答え/解決策があり、一目でそれが分かるようになっており、かつ読み進めやすく、最後まで読んでくれるように設計されている必要があります。
言い換えれば、斜め読みしても理解できて、ちゃんと読んでもしっかりと価値があるコンテンツ。
文章で書くと少し複雑で難しく感じてしまいますが、上の3つポイントを押さえるだけでOKです。
## 3.光速でコンテンツを作り上げるコンテンツフレームワークの法則
### 即閉じを防ぐPREPの法則
PREPの法則はコンテンツの要点を分かりやすく整理して情報を理解し易くするフレームワーク。
* Point – 結論
* Reason – 理由
* Example – 例
* Point – 結論
の4ステップで構成される論法(文章)です。
このフレームワークは情報をあらかじめ整理してお客さんに渡せるので、お客さんの理解が深まります。
そして、ページの滞在時間が延びることになるので結果に繋がりやすくなります。
コンテンツの書き方が分からなかったり、商品やサービスの購入までにお客さんを教育するステップが必要な場合に使いやすいフレームワークです。
### 本能で買ってしまうAIDAの法則
この文章フレームワークの目的はお客さんを行動させる事。
* Attention – 注意
* Interest – 興味
* Desire – 欲望
* Action – 行動
AIDAの法則は昔からダイレクトマーケティングの世界で用いられている行動させるためのフレームワーク。
お客さんの心理を巧みにコントロールして、滑り台のように行動へと繋げることができます。
### コンテンツ価値を上げるPASONAの法則
PASONAの法則は理解させるのが目的。
Problem – 問題提起
Agitation – えぐる
Solution – 解決策
Narrow down – 緊急性
Action – 行動
本などでよく使われている文章フレームワークで、あらかじめ情報の入り口と出口を分かりやすく整理することで、情報を理解させやすくします。
## 4.お客さんを逃がさないラインナップの法則
ラインナップの法則はひとことで言えば、話に一貫性を持たせるということ。
1. 広告
2. ヘッドライン(キャッチコピー)
3. コンテンツ
4. アクション
の4つの要素がちゃんと一列に並んでいないと「感じた」瞬間にお客さんはページを閉じます。
コンバージョンが思うように上がらない場合は、コレが原因の事も多いです。
特に、広告費を払ってPPC(ペイ・パー・クリック)やPPM(ペイ・パー・ミル)など、広告を出しているならこの部分をシッカリ見直すだけで売上げが倍増することもあります。
検索者は必ず「検索意図」を持ってGoogleやYahooの検索ボックスにキーワードを打ち込みます。
そして目の前に現れた検索結果や広告に対して、興味を示します。
興味を示した広告をクリックするのですが、ページが開いた瞬間に「違う」と感じてしまうのです。
つまり、想像していた情報と違うのが原因でページを閉じてしまうことがとても多いのが事実です。
AdwordsやFaceBook広告などの場合はこの傾向がとても顕著です。
というのも、複数の広告キーワードやFaceBook広告を出稿しますよね。
にも関わらず、誘導するページは一つ。
つまり、お客さんが期待している情報と、実際にページにあるコンテンツがミスマッチを起こしているのです。
コレは広告とページだけの関係ではありません。
キャッチコピーとコンテンツ、コンテンツとオファーでも同じ事が言えます。
魚釣りを少し想像してもらえると分かりやすいと思うのですが、せっかく魚が針に掛かっても、糸が緩んでしまうと逃げられてしまいます。
魚を釣り上げるためには糸を緩めない上に、張りすぎない状態で少しずつ巻き取る必要があります。
考え方はとてもシンプルな3つのルール。
* 広告で語っていることを同じ事を、ページのキャッチコピーにする
* キャッチコピーで語っている事を、コンテンツにする
* コンテンツで語っている事の解決策/次のステップをオファーにする
・・・
お客さんは広告や検索結果でクリックした内容が、一目で分かるようにページに書かれていないと感じた瞬間にページを閉じます。
お客さんはキャッチコピーの内容が、コンテンツで語られていないと感じた瞬間にページを閉じます。
コンテンツで語られている内容と全く違う次のステップだと感じた瞬間にページを閉じます。
・・・
広告や検索結果から、お客さんの気持ちになってもう一度コンテンツを見直してみて下さい。
スムーズに繋がらない/お客さんの興味が切れてしまうポイントを見つけられると思います。